|
|
|
何年か前に改造しようと思って買ったラジオ。結構高かった。中身は整流管12B、再生検波24B、低周波増幅47Bといういわゆる三ペン。箱の作りはしっかりしているが、小さく奥行きも狭いのでぴったり来る真空管がなく放ってあった。今回ちょっと珍しい球で再生。 |
|
ハコのデザインが好きでいつかは改造したいと思っていたけれど、なかなかちょうどいい球がなかった。出力段をシングルにすると出力トランスが収まらなくなるし、プッシュプルにすると前段管のスペースが無くなってしまう。穴を開けて4球にするとかシャーシ内にサブミニ管を入れるなんてことも考えたが、できれば3球で仕立てたかった。1年ほど前にヤフオクでたまたま19という球を知った。これなら1本でプッシュプル出力段にできる。値段も数100円と安かったので、はじめてB級プッシュプルを作ってみた。
|
|
|
電源トランスはシャーシの下に格納されており、トランスカバーが背面のデザインの一部になっている。鉄シャーシは結構サビが浮いていたので、塗り直すことに。 2号機で作ったつまみは、もともとこのラジオがオリジナル。こちらも3個のうち1個が欠けていたので、1個を複製。
|
|
|
B級でグリッド電流も流れるし固定バイアスも面倒なので、本来の使い方であるトランス結合にした。たまたまハモンドのドライバトランスがあったので使用。 |
|
|
|
塗装してソケットを付け替えた。銘板は磨いたら結構光る。 |
. |
B電源はAC100Vをブリッジ整流。ヒーター/フィラメント電源はトランス型のACアダプタをばらして使用。 |
. |
中身はこんな感じ 右側がドライブトランス。左側が出力トランス。 |
. |
|
球の大きさも揃ってなかなかいい感じ。音はそんなに良くない |
.
|
|
真ん中のダイヤルの用途がなかったのでダミーのボリュームをつけていたけど、Bluetoothレシーバーに曲の送り/戻しキーの端子があったので、ラジオ側で選曲ができるようにした。ロジックICかPICマイコン+ロータリーエンコーダーなんてことも考えたけれど、デジタルICはよくわからないし、PICは10年近く触ってないのでほとんど一から勉強しなおさなければならない。どっちも大変そうなので力技で行くことにした。古いVRの部品とマイクロスイッチを組み合わせただけ。 |