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ヤフオクを見てたら米国製の小型ラジオが出ていた 入札したら思いのほか安く落札出来たので、今回はこれ。しかしこの小ささのためにけっこう苦労することに。 |
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今回の元ネタは米国シアーズ社のパーソナルラジオ実物よりちょっと青目に写っているがこれが到着時。国産ラジオの中では結構小型の3号機と比べてもこの小ささ。 。おそらく若者向けに安価に販売されていたものだと思う。プリント基板が縦に配置され真空管が横向きになるデザインは、この時代のラジオではよく見かける。プリント基板で実装密度を上げたことの賜物だけど、真空管5本詰め込むのは無理と見えて、これまで見たのは全て4球だった。
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小さいトランスでそれなりに鳴らせるため、出力段は三結ブッシュプル。三極管部はカソード結合無帰還。
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基板を外す。同サイズのアルミ板を切り出してシャーシにしようと思っていたけれど、ボリュームとかの部品の位置合わせに結構手手こずりそうだったので、基板をそのままシャーシ代わりに使うことにした。もちろん元のパターンは使えないので、単なるベーク板として |
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裏蓋はオリジナルのものがあったが放熱のため上部が大きく開いたものを新たに作りなおした。 |
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一応こんな感じで鳴らしてみたけど、しばらくすると音がバリバリと割れて、スチロール樹脂の溶ける臭いがしてくる。プレートが真っ赤になっていた。慌てて電源を切って見てみたらケースの下部が溶けていた。何度も回路を調べたが異常は発見されず、数日悩んだあげく球が原因と判明した。異常な発熱が原因だけど、天板を溶かさないように真空管と天板の間をできるだけ空けたのだが、その結果底板に近すぎたのもまずかった。 放熱のため小さいファンを付けてみたが、音がうるさいので穴を開けただけにしておいた |
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しかし自然放熱だけでは心配だったので、裏側にハードディスク用のクーラを取り付けた。ファンの向きを変えて中から外へ吸い上げるようにし、下から上へのフローを作った。 |