Bluetooth真空管ラジオ
その3
コロンビア5球スーパー

3台目は比較的最近の5球スーパー。シンプルなデザインと値段の安さに惹かれた。





到着時はこんな感じ。触るのもはばかられるほどの汚さ。タバコのヤニではなく、たぶん調理場かどこかかにおいてあったのではなかろうか。裏蓋は欠けている。ダイヤルの裏側にまでごってりと脂がこびりついている。M

 

で、ソケットを使いまわすため、7ピンMT管で揃えた。初段管と帰還管はラジオ用の七極管と二極三極管。ここごちょっと特殊なぐらいで、あとは基本に忠実な超三シングル。トランスレスは怖いので、電源トランスを追加。出力トランスは東栄の小型トランス二段重ね。

今回は音質を良くしてみたかったので、コイズミでイタリア製の2ウェイを買った。

 

 

ばらして、とにかく洗う。ゴッテリとした脂が幾層にも固まっている。マジックリンで少しずつ油を溶かす。

 

 

シャーシの上はこんな感じ。電源トランスはジャンク品。出力トランスはシャーシの上と下に1個ずつスピーカーユニットの奥行きがあるので、シャーシを切って変形させた。

 

 

組み付けるともう奥行きギリギリ。発熱も結構なものなので、裏蓋の風通しを良くする必要があった。


 

裏蓋はこんな感じにしてみた。お子様が触れてしまうので製品としてはダメダメだが、排熱は良いと思う。夏場一日中使っても問題なかった。

 

 ←これがオリジナルデザイン

オリジナルとはちょっと違うデザインに塗装。細かいあらはあるがとりあえず完成。チューニングダイヤルは電源スイッチに、ボリュームはそのまま音量調節に転用。

 

 

デザイン的には中産階級の家庭のアップライトピアノの上あたり、釣り鐘型のスカートを穿いたフランス人形の隣なんかがふさわしい置き場所だと思う。




こちらも現在名古屋市内の某カフェにて実働中。

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